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ヤフー、イー・アクセス買収を中止 「協業の形で事業進めていくことが望ましい」
ヤフーはイー・アクセス買収を中止すると発表した。「それぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましいとの結論に至った」という。
ヤフーは5月19日、イー・アクセス買収を中止すると発表した。ソフトバンクと協議を重ねた結果、「ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましいとの結論に至った」という。
ヤフーは今年3月、イー・アクセスを子会社化すると発表。イー・アクセスが6月1日付けでウィルコムを吸収合併し、翌日付けでヤフーがソフトバンクからイー・アクセス株式を3240億円で取得、合併後新会社を子会社化する予定だった。ヤフーは携帯電話事業者を傘下に持つことで、日本で初めての「インターネットキャリア」をうたい、携帯事業「Y!mobile」を展開するとしていた。
ただ、買収はヤフーが親会社のソフトバンクから行うため、「ヤフーはソフトバンクの財布なのか」という批判も起きていた。
イー・アクセスとウィルコムは予定通り6月1日付けで合併し、新会社は「ワイモバイル」に変更する。ヤフーは、自社サービスを組み込んだ商材を「Y!mobile」で新会社と共同で展開するほか、ソフトバンクモバイルとの共同展開も検討する。
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