ニュース
「Google Chrome 35」の安定版リリース 23件の脆弱性に対処
デスクトップ版では一般ユーザー向けの新機能はないが、「High」4件を含む23件の脆弱性に対処し、安定性と性能も向上した。Android版では閉じたタブの再開が可能になった。
米Googleは5月20日(現地時間)、Webブラウザ安定版の最新バージョンとなる「Chrome 35」(バージョン35.0.1916.114)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。同日、Android版Chrome 35(バージョン35.0.1916.122)も公開した。
今回のアップデートでは、一般ユーザー向けの新機能は追加されていないが、安定性と性能が向上したという。また、セキュリティ関係では、上から2番目に高い「High」4件を含む23件の脆弱性に対処した。
開発者向けとしては、タッチ入力制御が柔軟になり、JavaScriptの新機能が追加され、「Shadow DOM」が接頭辞なしで使えるようになり、多数のアプリ/拡張機能のAPIが追加された。
Android版の新機能は以下の通り。
- 誤って閉じたタブを元に戻す
- 動画の全画面表示での字幕とHTML5コントロールの表示
- 一部のマルチウィンドウ端末のサポート
- Chromecastでのキャストのサポート(Chromecastは日本未発売)
- バグ修正
関連記事
- 「Google Chrome 34」の安定版リリース Flash Playerもアップデート
GoogleのChromeブラウザ定例アップデートでは、Windows 8のUI向けデザイン変更や31件にも上る脆弱性の修正が行われた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.