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「休載は去年から決まっていた」 「美味しんぼ」原作者・雁屋哲氏がブログで説明
「美味しんぼ」の鼻血描写が物議をかもした後、同作が休載に入ったことについて、原作者の雁屋哲氏がブログで、「休載は去年から決まっていた」と説明した。
週刊漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」連載中の漫画「美味しんぼ」で、東京電力・福島第1原発の取材をした主人公らが原因不明の鼻血に悩まされる描写が物議をかもした後、同作品が休載に入ったことについて、原作者の雁屋哲氏が5月22日に更新したブログで、「休載は去年から決まっていた」と説明した。
鼻血の描写で物議をかもしたのは、「福島の真実編」第22話(4月28日発売号に掲載)と23話(5月12日発売号に掲載)。福島の真実編は、単行本2冊分・24話で終わることが決まっており、第24話(5月19日発売号に掲載)で予定通り終了したという。
22話がきっかけで大きな騒ぎになり、愛読者からは「圧力に負けないで勇気を持って書き続けて欲しい」との声が多く届いたが、その段階で原稿は書き上げ、作画もできあがっていたため「圧力に負けようにも負けようがなかった」としている。
休載は過去にも何度かあり、半年以上休載したこともあるという。「連載も長期化すると、原作者も、作画家も時に休みを取る必要がある」と説明している。
美味しんぼの件に関して取材依頼が届いており、「福島の真実編」終了以降に受けると以前、表明していたが、「まだ冷静な議論をする状況にない」とし、取材の相談が受けられるのは早くて7月末以降になるとしている。
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