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「Let'snote」バッテリーパックが発火のおそれ 4万個回収
ノートPC「Let'snote CF」シリーズの一部でバッテリーパックが発火するおそれがあるとし、対象のバッテリーパック4万3140個を回収する。
パナソニックは5月28日、2011年4〜10月に製造したノートPC「Let'snote CF-S10」「同CF-N10」シリーズの一部で、バッテリーパックが発煙・発火するおそれがあるとし、対象のバッテリーパック4万3140個を回収すると発表した。
対象となるバッテリーパックは、品番「CF-VZSU60AJS」「CF-VZSU61AJS」「CF-VZSU64AJS」の一部ロット。
2013年7月〜14年2月にかけ、タイ、東京都、神奈川県でそれぞれ、充電中などに製品や周辺を焼損した事故が起きたという。
調査したところ、電池セルの封口部(正極)とケース(負極)の間に微細な導電性異物が挟まった状態で充放電が繰り返されることで絶縁性が失われ、異常過熱していたと判明。該当期間中に製造した電池セルで、封口部に微細な導電性異物が付着する可能性があったことが分かったという。
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