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Microsoft、マルチプラットフォームのモバイル分析企業を買収し、Azureに統合
MicrosoftがiOS、Android、Windows Phoneなどのモバイルアプリの開発者向け分析ツールを提供する仏Capptainを買収し、Microsoft Azureに統合する。
米Microsoftは5月28日(現地時間)、マルチプラットフォームのモバイル分析ツールを提供する仏Capptainを買収したと発表した。買収総額などは公表されていない。
Capptainは、モバイルおよびWebアプリのユーザー分析ツールを提供する非公開企業。アプリユーザーのリアルタイムなアクティビティを分析できる。iOS、Android、Windows Phone、BlackBerry、WebOS、HTML5、SamsungのSmartTVなどをサポートする。
MicrosoftはCapptainをMicrosoft Azureに統合する計画。
Microsoftは発表文で「われわれはモバイルアプリの力を理解しており、モバイルアプリ開発のためのクラウドサービスに注力してきた」とし、CapptainをAzureに統合することで、Azureでのモバイルアプリ開発にリアルタイムの分析機能を追加できると語った。
Microsoftはサティア・ナデラCEOが提唱する「モバイル第一、クラウド第一」戦略の下、サービスのマルチプラットフォーム化を推進している。Windows AzureをMicrosoft Azureと改称した際も、AzureがMicrosoft以外のツールもサポートする“パブリッククラウドプラットフォーム”であることを体現するためだと説明した。
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