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Amazon、Kindle上位モデル「Kindle Voyage」など新端末発表 

AmazonがKindleの上位モデル「Kindle Voyage」や新「Kindle Fire HD」、8.9インチの「Kindle Fire HDX」新モデルを発表。

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 米Amazon.comは9月17日(現地時間)、6インチで99ドルのタブレットをはじめとする多数の新端末を発表した。また、タブレット向けOS「Fire OS」をバージョン4にアップデートした。新タブレットはいずれもFire OS 4を搭載する。

 新製品のラインアップは以下の通り。

  • 電子書籍リーダー「Kindle Voyage」
  • 6インチと7インチの「Fire HD」タブレット
  • 8.9インチの「Fire HDX」タブレットの新モデル
  • 子供向けタブレット「Fire HD Kids Edition」

電子書籍リーダーの新モデルは「Kindle Voyage」とタッチ機能が付いた「Kindle」

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Kindle Voyage

 Kindle PaperWhiteは販売を継続し、KindleファミリーにKindle Voyageと新モデルのKindleが加わった。

 VoyageについてはKindleの上位モデル。ガラス製の前面にマグネシウム製ボディを採用し、厚さ7.6ミリ・180グラムという薄型軽量設計になっている(Kindle Paperwhiteは215グラム)。ディスプレイはこれまでで最も解像度、コントラスト、明るさが高いという。精細度は300ppiと、Kindle Paperwhiteの212ppiから向上している。39%明るくなったフロントライトには自動明るさ調整機能が追加された。ページめくりボタンも装備している。

 価格はWi-Fiモデルが2万1480円(税込)、無料の3G通信機能付きが2万6680円(税込)。

 新Kindleは既存モデルより20%高速化し、ストレージが2倍になり、ディスプレイがタッチ対応になった。フロントライトがないこと、解像度が低い(167ppi)こと、無料3Gに対応しないこと以外はKindle Paperwhiteなどと同等の機能だとしている。価格は6980円(税込)。

99ドルのFire HD登場

 新Fire HDは、1.5GHzクアッドコアのプロセッサを搭載し(AmazonはSamsungの「Tab 4」より画像性能が3倍速いとしている)、2台のカメラを備える。6インチ版の解像度は252ppi、7インチ版は216ppiで、バッテリー持続時間は8時間。同社の端末にはめずらしく、本体カラーとして黒以外にしろ、青、赤、黄がある。

 価格は6インチモデルが1万1800円(税込)から、7インチモデルが1万6280円(税込)から。10月発売の予定だ。

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新Fire HDX 8.9は「Firefly」の利用が可能(日本では非対応)

 先代よりプロセッサがアップグレード(2.2GHz→2.5GHz)し、Dolbyの新しい音響システム「Dolby Atmos」を採用し、サイズは変わらないが重さは約70グラム軽くなった。価格は4万980円(税込)。

 また、「Fire Phone」で紹介された機能「Firefly」が利用できる(日本では非対応)。Fireflyは、端末のカメラを向けたりマイクをオンにした対象をAmazonのデータベースと照合して特定し、Amazonのオンラインショップにあるものであれば画面をタップすることでそれをAmazonのウィッシュリストに追加したり、購入したりできるという機能だ。

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ペアレンタルコントロールで安心の「Fire HD Kids Edition」

 米国では「Fire HD Kids Edition」を発売。スペックは新Fire HDと同じで、ペアレンタルコントロール機能を搭載し、プロテクトケースが付属する。壊れたら理由を問わず交換する2年間の保証付きだ。また、Amazonが選んだ5000本のコンテンツをダウンロードできる「Amazon FreeTime Unlimited」を1年間無料で利用できる。

 価格は6インチが149ドル、7インチは189ドル。10月に発売の予定だ。

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10月からのタブレットラインアップ比較表

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