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iPhone 6の原価は200〜247ドル 高い利益率維持

iPhone 6のパーツと組み立てを含む原価は200〜247ドルと、高い利益率を維持しているという試算。16Gバイトモデルと128Gバイトモデルの差は47ドルということになる。

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 iPhone 6のパーツと組み立てを含む原価は200〜247ドル──米調査会社の試算によると、米Appleが発売したiPhone 6/6 Plusの利益率は約70%と高い水準を維持していることが分かった。

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iFixitによるiPhone 6の分解

 調査会社の米IHSが米メディア「Re/code」などに試算を公開した。それによると、原価はiPhone 6が容量により200〜247ドル、iPhone 6 Plusは216〜263ドル。そのうち、組み立てにかかる人件費は1台当たり4〜4.5ドルという。

 16Gバイトモデルと128Gバイトモデルの販売価格(日本向けSIMロックフリー版)には2万円の差があるが、原価上の差は47ドルということになる。この結果、利益率(対米国価格)は16Gバイトが69%なのに対し、128Gバイトが70%と、大容量モデルのほうが若干高くなっている。

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iPhone 6 Plusのロジックボード。A8チップとエルピーダ製1GバイトDDR3メモリなど=iFixitの分解記事より

 最も高コストなパーツは液晶ディスプレイ。ジャパンディスプレイと韓国LG Displayが製造を担当し、iPhone 6で45ドル、6 Plusで52.5ドルと試算されている。

 Re/codeによると、利益率は5/5sの69%、5cの68%とほぼ同じ。初代iPhoneは55%だった。

 iPhone 6/6 Plusは薄型化しているが、ズボンの前ポケットに入れていたら曲がってしまったという報告が話題になっている。6/6 Plusの分解報告はiFixitなどが公開している(iFixitによるiPhone 6の分解6 Plusの分解)。

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iPhone 6 Plusのロジックボード裏側には、SK Hynix製128GバイトNANDフラッシュや村田製作所製Wi-Fiチップ、NXP製NFCコントローラなど=iFixitの分解記事より

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