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ドコモ、アプリからウェアラブル機器を操作できるAPI公開 複数メーカー対応
無線通信に対応したウェアラブル機器を操作するスマートフォンアプリやWebコンテンツを開発できるAPI「デバイスコネクトWebAPI」をNTTドコモが公開した。
NTTドコモは10月3日、無線通信に対応したウェアラブル機器を操作するスマートフォンアプリやWebコンテンツを開発できるAPI「デバイスコネクトWebAPI」をGitHubで公開した。同APIを活用してプログラミングを行える開発者キット(SDK)も無償提供する。
機器の操作や機器からデータを収集するアプリなどが開発できるAPI。眼鏡型機器の映像再生の操作を異なるメーカーのリストバンド型機器で行ったり、活動量計で収集した情報をスマートフォンアプリで活用する――などの使い方を想定している。スマートフォン上で動作する仮想サーバ技術を独自に開発。従来は難しかった、Webブラウザからの機器の操作/データ収集を可能にした。
ソニーのスマートウォッチ「SmartWatch SW2」やエプソンの眼鏡型デバイス「Moverio BT-200」など、メーカーをまたいだ20種類以上の機器に対応。拡張性が高く、今後発売される新たな機器を対応させる開発も容易という。業界団体・Open Mobile Alliance(OMA)で「Generic Open Terminal API」として標準化が推進されている技術を利用した。
セイコーエプソンや米Vuzix Corporation、ウエストユニティスなどメガネ型の機器メーカーと連携し、より高度な機器固有の機能への対応や、機器の検証などの取り組みを進める。
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