パナソニックは10月14日、法人向けMVNOサービス事業に参入すると発表した。同社の設備で帯域制御や回線容量などの管理を行い、企業の用途に合わせたモバイル通信サービスを提供するという。
新サービスを通じ、(1)端末台数は多いが1台あたりの通信容量は小さくていい、(2)通信が混んでいない時間帯にデータを一括収集したい、(3)上り回線と比べて下り回線の優先度は低い、(4)契約回線の費用は運用予算内に収めたい――といった企業ニーズに応えるのが狙い。端末からサービス提供までを1社で賄うことで、コスト削減にもつなげるとしている。
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