ニュース
Logic Pro Xがテクノ、ヒップホップ向けバージョンアップ、操作性も向上
Appleの音楽制作ソフトLogic Pro Xがバージョン10.1にバージョンアップ。Drummerのパーソナリティにエレクトロやヒップホップなど10人が追加されている。
Appleの音楽制作ソフトLogic Pro Xがバージョン10.1にバージョンアップした。10.0のユーザーはApp Storeで無償アップデートできる。
今回は指定したスペースを人間らしいドラミングで埋めてくれるDrummerの新たなパーソナリティとしてエレクトロやヒップホップなど10人が追加。ドラムグループもこのジャンル向けにコントロールできるようになった。電子ドラムキットをカスタマイズできるDrum Machine Designerプラグインも追加されている。
「ノートリピート」「スポット消去」もクラシックなドラムマシン風なビート作成が可能。全般的に、エレクトロ、ヒップホップ系に強化されている。
操作面では、オートメーションをトラック単位だけではなくリージョン単位でかけられるようになった。つまり、オートメーションをリージョンにエンベッドできる。オートメーションの微調整用「相対」「トリム」モードも追加されている。
ピアノロールエディタでは、新しいブラシツールにより、スケールに沿ったり、ランダムなノートを連続で追加できるようになっている。
OS対応では、YosemiteのMail DropとAirDropに対応。異なるマシン間でのプロジェクト共有が容易になっている。
Logic Pro XのApp Storeでのダウンロード価格は1万9800円。
関連記事
- 「デイジーデイジー」歌った半世紀前の音声合成をキャラ化した「chipspeech」、その意外な歌唱力
50年前、30年前に合成された音声で自由に歌わせることができる。しかも日本語で。 - リアルな歌・おしゃべりの音声合成ソフト「CeVIO」が“バラ売り”開始 そしてその現況
リアルな歌い方とおしゃべりができる歌声・音声合成ソフト「CeVIO Creative Studio」に、個別の機能と音声をダウンロード購入できる「CeVIO Creative Studio S」シリーズが加わる。 - iPadカバーが音楽鍵盤に変身する「C.24」、国内先行発売
iPadに装着してノートPCのように使うキーボードカバーが人気だ。Miseluの「C.24」は似てるようでちょっと違う。キーボードはキーボードでも音楽キーボードなのだ。 - DTMの名機「SC-88」から異端児シンセ「CZ」まで──レトロシンセがiPadでよみがえる姿を楽器フェアに見た
「2014楽器フェア」には、ローランド「Sound Canvas」やPD音源のカシオ「CZ」のアプリが登場。復活した往年のシンセを会場で見てきた。 - 「VOCALOID4」が得た表現力、使いやすさとは──発表会を振り返る
3年ぶりの新バージョン「VOCALOID4」はその表現力の豊かさと、ボカロPが使った場合の操作性が大きく変化。各社のデータベースのVOCALOID4も進みそうだ。発表会を振り返りながら詳しく見ていこう。 - 日本のVOCALOID発売から10年、中の人たちの思いは? 「MEIKO」生誕10周年イベントに行ってきた
日本初のVOCALOID音源「MEIKO」誕生から10年を迎えた。10周年生誕祭では、ボーカロイドの父・剣持さんとクリプトンの伊藤社長が当時を振り返ったほか、MEIKOの中の人こと拝郷メイコさんらが“VOCALOIDと中の人とのギャップ問題”を語った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.