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Facebook、2G回線でも使える新興国向け軽量アプリ「Facebook Lite」公開
“残りの50億人”へのネット接続環境提供を目指すFacebookが、Android 2.2以降で使えるわずか252Kバイトの軽量版アプリ「Facebook Lite」を一部地域のGoogle Playで公開した。
“残りの50億人”へのインターネット接続環境提供を目指す米Facebookが、2G回線でも利用できる軽量版公式Androidアプリ「Facebook Lite」を一部の地域のGoogle Playで公開した。
米TechCrunchが1月25日(現地時間)に報じたところによると、このアプリはまだテスト段階で、アジアやアフリカの一部の地域で公開されたという。
同アプリはAndroid 2.2(コードネーム:Froyo)以降で利用でき、必要な容量はわずか252Kバイト。それでもメッセージング、プッシュ通知、写真共有などのFacebookの基本機能が使えるようになっている。
Facebookは2010年にはスマートフォンを購入できないユーザーのために携帯電話でFacebookを閲覧できるWebサイトを立ち上げ、2011年には携帯電話用アプリを公開するなど、新興国市場ユーザー向けのサービスを展開してきた。
2013年にはまだインターネット環境を持たない50億人をネットにつなげることを目標に掲げる共同体Internet.orgを立ち上げ、昨年7月にはFacebookを含む13のサービスをデータ課金なしで使えるモバイルアプリ「Internet.org」をザンビアで公開した。
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立ち上げパートナーには、廉価版スマートフォンを販売するNokiaやSamsung、半導体メーカーのQualcommとMediaTek、通信メーカーのEricsson、WebブラウザのOperaが名を連ねた。
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