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KADOKAWA・DWANGO、ゲーム情報ポータル事業に本腰 エンターブレインの関連事業を本体に吸収
KADOKAWA・DWANGOがエンターブレインのゲームメディア関連事業を吸収。事業主体としてゲーム情報ポータル事業の迅速な立ち上げと拡大を目指す。
KADOKAWA・DWANGOは1月29日、子会社KADOKAWAからエンターブレインブランドカンパニーのゲームメディア関連事業などを4月1日付けで吸収分割すると発表した。
KADOKAWA・DWANGOは統合後新事業の1つとして、KADOKAWAとドワンゴの強みを活用したゲーム情報ポータル事業の立ち上げを準備中。グループの関連事業をKADOKAWA・DWANGO本体に移管し、本体がゲーム情報ポータル事業の主体となることで迅速な立ち上げと拡大を目指すという。
KADOKAWAのエンターブレインブランドカンパニーが展開するゲームメディア関連事業、マーケティングリサーチ事業、関連する広告事業を分割し、KADOKAWA・DWANGOが吸収する。分割する部門の売上高は2014年3月期で69億4000万円。
ゲーム情報ポータル事業では、KADOKAWAの「ファミ通」ブランドによるゲームメディア事業、ゲーム実況が人気になっているドワンゴの「niconico」という両社の強みを結集、新しいビジネスモデルによる成長モデルへの事業転換を目指すという。
ドワンゴは昨年3月、ニコニコ動画とファミ通、4Gamers.netがゲームメディア事業で連携する新会社を設立している。
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