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ミズノがランニング用「スカウター」開発 走りながらコースなどチェック
ミズノがランニングをサポートする眼鏡型ウェアラブルデバイス「SCOUTER」(スカウター)を開発。ソニー製モジュールを活用している。
ミズノがランニングをサポートする眼鏡型ウェアラブルデバイス「SCOUTER」(スカウター)を開発し、2015年度内の発売を目指していることを明らかにした。ランナーがコースマップや走行距離などを走りながら確認できるようにする。
ソニーが開発した有機ELパネルによる片眼用ディスプレイモジュールをミズノのアイウェアに装着する。モジュールは2メートル先の16インチディスプレイ相当の視野で眼前に情報を表示でき、スマートフォン相当の処理能力も備えているのが特徴だ。
SCOUTERでは、専用アプリにより、GPSと連動するランニングコース地図の表示や走行距離・時間、消費カロリーの計測のほか、ゴーストランナーを表示してペースをつかむなど、ランニングを支援する機能を手元を見ずに利用できる。マラソン大会ではタイムや順位、SNSメッセージなども表示できるアプリを提供することも想定している。
アイウェア部はミズノが開発。日本人の顔のカーブに合わせたほか、フレーム部は後頭部の形に沿わせて変形可能など、フィット感を高めているという。ディスプレイモジュールは脱着でき、使っていない場合はサングラスとして単体利用も可能だ。
デザインコンセプトモデルは3月13〜14日に開かれる「横浜マラソン EXPO 2015」(パシフィコ横浜)で披露する。
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