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なつかしの「ジャポニカ学習帳」復刻 Amazonで人気投票 昆虫も復活!?

「歴代ジャポニカ学習帳人気投票」がAmazon.co.jpで行われている。人気デザインを復刻し、5冊セットで限定販売する予定だ。現代のジャポニカ学習帳から消えた「昆虫」も復活するかも!?

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 ショウワノートが製造販売する子ども用学習ノート「ジャポニカ学習帳」の過去のデザインの人気投票「歴代ジャポニカ学習帳人気投票」が、Amazon.co.jpで始まった。1970年代〜2000年代までの表紙のうち代表的な80種類が対象。70年最初のシリーズであるひまわりの表紙のノートと、各年代で得票数1位のノートの合計5冊を復刻し、セットで限定販売する。

画像
Amazon.co.jpの企画ページより

画像 1970年代の表紙
画像 80年代の表紙

画像 90年代の表紙
画像 00年代の表紙

 70年代、80年代、90年代、00年代の各年代からお気に入りの表紙を1つ選んで投票。6月15日まで投票を受け付け、7月上旬に復刻版として発売する。復刻商品は表紙のデザインを忠実に再現するが、サイズなどの仕様は当時から変更。Amazonでは1000セットを先行予約販売する。

 ジャポニカ学習帳は現在、昆虫の写真を表紙に使っていないが、復刻版で昆虫の表紙が再登場するかもしれない。

学習帳メーカー「最後発」 ヒットの背景は

 ジャポニカ学習帳は1970年に誕生。それ以前同社は「エリート学習帳」というノートを販売していたが、学習帳メーカーとして最後発で苦戦しており、68年に開発チームを立ち上げ、ジャポニカ学習帳を開発したという。


商品詳細ページには、各ノートに収録されていた豆知識「ジャポニカ百科シリーズ」なども確認できる
裏表紙の「ジャポニカ学習図鑑」
とじこみの「学習百科」

 当時、学習帳の表紙はイラストが定番だったが、ジャポニカ学習帳は昆虫や植物の写真を使用。中ページには当時小学館から刊行していた「ジャポニカ百科事典」とコラボレーションした学習百科をとじこんだほか、表紙のロゴを金箔押しにし、A5判30枚のノートが30円だった時代に50円で発売するなど差別化を図った。71年には学習帳としては珍しくテレビCMを放送するなどしてヒットした。

 1978年からは、学習帳を通して「自然を大切にしよう」というメッセージを伝えるべく、昆虫生態写真家・ジャーナリストの山口進さんが撮り下ろしした動植物の写真を表紙にした「世界特写シリーズ」をスタート。表紙を飾った山口さんの写真は約1200枚・累計12億冊販売したという。

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