14年の国内ゲーム市場、過去最大に スマホゲームがけん引 「ファミ通ゲーム白書2015」
「ファミ通ゲーム白書2015」によると、国内ゲーム市場規模は過去最高の1兆1925億円。うち6割をスマホ・タブレット向けアプリ市場が占めた。
ゲーム総合誌「ファミ通」(KADOKAWA・DWANGO)は、2014年のゲーム市場動向をまとめた「ファミ通ゲーム白書2015」(6月22日発売)で、国内ゲーム市場規模(ハード・ソフト合計、オンライン含む)は過去最高の1兆1925億円(前年比4%増)になったと推計した。
家庭用ゲームは、ハード・ソフト合計で前年比11%減の4039億円に落ち込んだが、オンラインプラットフォーム(スマホ/タブレット向けゲームアプリ、フィーチャーフォン、PCオンラインゲーム)は13%増の7886億円に拡大した。
オンラインプラットフォームのうちゲームアプリ(スマホ/タブレット向けとフィーチャーフォンSNSで動作するもの)の市場規模は18%増の7154億円で、国内ゲーム市場全体の6割を占めるまでに成長した。「パズル&ドラゴンズ」を追走する形で「モンスターストライク」が市場をけん引したほか、「ディズニーツムツム」などLINE連携ゲームも注目を集めた。
国内ゲーム人口は4855万人と4%増。特に、アプリゲームユーザーが15%増の3376万人となり、成長をけん引している。
世界のゲームコンテンツ市場は6%増の6兆7148億円と推定。うち家庭用/PC向けパッケージ市場は1兆5389億円、モバイル(携帯電話とタブレット)・PC配信・家庭用ゲームデジタル配信を合計したデジタル配信市場は5兆1759億円で、全体に占める割合は77%に伸びている。
世界の地域別ではアジアが2兆1987億円、米国が2兆825億円、欧州が1兆6585億円。どの地域もプラス成長になった。
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