ニュース
ソフトバンク、孫社長の“後継者”アローラ氏に報酬165億円
孫社長の“後継者”ニケシュ・アローラ氏にソフトバンクが支払った報酬が、165億円あまりだったことが明らかに。国内企業としては異例の高額報酬だ。
ソフトバンクが6月19日に関東財務局に提出した2015年3月期通期の有価証券報告書で、同日付で代表取締役副社長に就任したニケシュ・アローラ氏に対し、昨年9月の入社から今年3月末までの報酬として165億5600万円を支払ったことを明らかにした。報酬には入社に伴う一時金も含まれているという。国内企業としては異例の高額報酬だ。
アローラ氏は、ドイツT-Mobile欧州部門のマーケティング責任者や米Googleで上級副社長兼CBO(最高事業責任者)を務めていた人物で、昨年9月にソフトバンクがバイスチェアマンに迎えた。孫正義社長は5月の会見で、アローラ氏を実質的な後継者に指名していた。
同社取締役で、米Brightstar会長のロナルド・フィッシャー氏の同期の報酬は17億9100万円。東京商工リサーチによると、この金額は国内企業の役員報酬として過去最高額という。これまでの最高額は、ユーシン田邊耕二代表取締役会長兼社長の14億500万円(2014年11月期)だった。アローラ氏は取締役ではなかったため、役員報酬ランキングは対象外だった。
関連記事
- 孫社長、“後継者”に元Google幹部アローラ氏を指名 「世界のソフトバンクに」 海外ネット企業に集中投資へ
「世界のソフトバンクに生まれ変わる」と孫社長は宣言。元Google幹部のニケシュ・アローラ氏を代表取締役副社長に昇格させ、実質的後継者に指名した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.