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はてなとKADOKAWA、小説投稿サイトを今冬リリース 「ハルヒ」など2次創作公認
はてなとKADOKAWAが共同開発する小説投稿サイトが今冬リリース。「涼宮ハルヒの憂鬱」など一部作品の2次創作を公認する。
はてなとKADOKAWAは10月7日、小説投稿サイト(名称未定)を共同開発し、今冬リリースすると発表した。KADOKAWAの一部作品について、2次創作の投稿を公式に認めるのが特徴だ。
「物語を愛する全ての人たちへ」を掲げ、投稿しやすく読みやすいプラットフォームを目指す。PC版に加え、スマホアプリも提供予定だ。作品の感想を書き、他の人におすすめする機能に特に力を入れて開発しているという。投稿は12月から受け付ける。
「涼宮ハルヒの憂鬱」「バカとテストと召喚獣」「フルメタル・パニック!」「オーバーロード」「ログ・ホライズン」などKADOKAWAの一部作品の2次創作小説の投稿を公式に認める。2次創作解禁作品は今後随時追加予定という。
サイト内で「web小説コンテスト(仮)」を開催し、ファンタジー、SF、ミステリーなど7つのジャンルで作品を募集。大賞作品は書籍化し、賞金100万円を授与する。コンテストの対象となるのはオリジナル作品のみだ。
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