ニュース
Adobe、Flash Playerの更新版公開 78件の脆弱性を修正
特にWindowsとMacでは危険度が高いとされ、Adobeはできるだけ早く最新版に更新して脆弱性を修正するよう呼びかけている。
米Adobe Systemsは12月8日、Flash Playerのキュリティアップデートを公開し、膨大な数の脆弱性を修正した。
同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートでは78件の脆弱性を修正した。解放後使用やメモリ破損など、危険度の高い脆弱性が大半を占めている。悪用された場合、攻撃者にコードを実行され、システムを制御される恐れがある。
特にWindowsとMacでは危険度が高いとされ、Adobeはできるだけ早く最新版に更新して脆弱性を修正するよう呼びかけている。
脆弱性を修正した更新版は、WindowsとMac向けのデスクトップ版がバージョン20.0.0.228と20.0.0.235、延長サポート版が同18.0.0.268、Linux向けが同11.2.202.554となる。AIRはAndroid版とデスクトップ版、SDKのバージョン20.0.0.204が公開された。
Google ChromeとMicrosoftのEdgeおよびWindows 8.x/10に搭載されたInternet Explorerでは、Flash Playerも自動的にバージョン20.0.0.228に更新される。
関連記事
- Adobe、ColdFusionとLiveCycle DS、Premiere Clipの脆弱性を修正
ColdFusionの脆弱性を悪用された場合、反射型クロスサイトスクリプティング(reflected XSS)攻撃を仕掛けられる恐れがある。 - Microsoft、12件の月例セキュリティ情報を公開 うち8件は「緊急」
最大深刻度は12件のうち8件が「緊急」。Officeなどの脆弱性では悪用の事実も確認されている。 - Apple、iOSやOS Xのセキュリティアップデートを公開
iOS、OS X、Apple Watch、Safari、Apple TV、Xcodeの更新版がそれぞれ公開され、50件あまりの脆弱性が修正された。 - Google、「Chrome 47」の脆弱性を修正
「Chrome 47.0.2526.80」ではAdobe Flash Playerを最新バージョンに更新したほか、7件のセキュリティ問題に対処した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.