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「鏡ツール」悪用のアニメ違法配信を初摘発 6人を書類送検
「鏡ツール」とよばれる動画配信ソフトを悪用し、アニメを無断配信したとして、著作権法違反の疑いで6人が摘発された。
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、動画をスムーズに配信する「鏡ツール」を悪用し、アニメ作品を無断配信したとして、大阪府警と茨城県警は12月9日までに、著作権法違反(公衆送信権の侵害)の疑いで6人を書類送検した。同ツールによる無断配信の摘発は全国初。
書類送検されたのは、栃木県佐野市の無職の男(24)と堺市の大学生(24)など男6人。調べでは、佐野市の男は堺市の大学生と共謀し、今年5月、アニメ「ヴァンドレッド」(KADOKAWA)の動画を、動画配信支援ツール「kagamin2」などを使い、不特定多数のネットユーザーに対し送信できるようにした疑いがもたれている。
「kagamin2」は、配信元の動画を視聴者がリレー形式で中継することで、回線の負荷を分散させる「鏡ツール」の一種。大学生が「アニメ配信専用」などとして提供していたという。
6人とも容疑を認め、「みんなでアニメを楽しみたかった」「場を盛り上げたかった」などと供述しているという。
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