JR東日本は2月9日、複雑な駅構内をスマートフォンを使って案内する「駅構内ナビゲーションサービス」のテストを始めた。今年度は東京駅に加え、新宿駅にも対応した。公式アプリ「駅構内ナビ」(iPhone/Android、無料)から利用できる。
「要望が多かった」という新宿駅に対応し、昨年度から対応している東京駅と計2駅で実施する。構内に設置したビーコンや無線LANアクセスポイントを使ってユーザーの現在位置を把握し、アプリ上の構内地図に表示する仕組みだ。出発地から目的地までの経路案内や、目印になる施設を使った経路ガイダンスなどを利用できる。
3月18日までのテストを通じ、利用状況の調査やシステムの動作検証を行い、新サービスにつなげる狙い。今年度はiPhoneに加えAndroidに対応したほか、Suicaコインロッカーの空き情報を提供。
また、ユーザーの位置を共有する機能も追加した。同社は「利用者の位置情報と移動履歴は保持・収集しない」としている。
関連記事
- 東京メトロ、全駅・車両内で無料Wi-Fi提供へ
東京メトロが6月から無料Wi-Fiサービスを全駅へ拡大。車両内にも順次導入する。 - 沖縄在住なのに「新宿ダンジョン」制作 マップ作りで上京5回 開発者・上原さんに聞く苦労
新宿駅を緻密に再現したスマートフォンゲーム「新宿ダンジョン」を開発したのは、沖縄で生まれ育った生粋の沖縄人だ。新宿と沖縄を5往復し、やっとの思いでマップを完成させたという。 - 渋谷駅の「聖なる犬像」に辿りつけ! 新宿に続く“リアルダンジョン”RPG「渋谷ダンジョン」
“リアルダンジョン”こと渋谷駅構内を冒険するアクションRPG「渋谷ダンジョン」が公開された。昨年リリースの「新宿ダンジョン」の続編。 - 「JR東日本アプリ」、首都圏私鉄・地下鉄の運行情報も表示
JR東日本の公式アプリ「JR東日本アプリ」で首都圏の私鉄・地下鉄の運行情報も表示可能に。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.