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香川・観音寺市、アニメ「結城友奈は勇者である」コラボで地域活性 2200万円の予算案
アニメ「結城友奈は勇者である」を使ったPR費用として、観音寺市が2200万円を補正予算案に組み込んだことを明らかにした。
香川県観音寺市が2015年度の市一般会計補正予算案に、同市を舞台とするアニメ「結城友奈は勇者である」を使った地域活性化事業費2200万円を加えたことを明らかにした。政府の地方創生加速化交付金を活用する。
観音寺市は、香川県西部に位置する人口6万500人ほどの町。2014年に放送されたTVアニメ「結城友奈は勇者である」の舞台となり、市内の「三架橋」や「琴弾橋」、うどん屋「つるや」などが作中に登場した。
編集部の取材によると、同市の観光名所を舞台にキャラクターが登場する映像の作成、市内各地へのキャラクター看板の設置などのプロモーションに使われるという。担当者は「作中の風景以外にも、実際の観音寺市のあちこちをファンの方々に見てもらいたい」と話す。
放送から1年以上が経つ現在も「聖地巡礼」に訪れるファンは絶えず、週末には有志による非公式イベントが行われ、「全国から300人近くが集まる」という。「ファンの皆さんから自主制作の『市内ガイドブック』もいただき、観光案内所に展示しています」(担当者)。すでにファンとの一定の関係ができている上で、さらに観光促進や地域活性につなげる狙いだ。
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