ニュース
秋葉原に「オタク向け美容室」誕生へ キャラの髪型を見ながらカウンセリング
BGMはアニソン、雑誌はニュートン3年分――そんな夢のような美容室が秋葉原に誕生するかもしれない。
2016年秋、オタクの聖地・秋葉原に「オタク向け美容室」が誕生しようとしている。美容師は全員オタク。施術前のカウンセリングはキャラクターの髪を見ながら行い、施術中には担当美容師とアニメやゲームの話ができる――そんなプロジェクトが、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援者を募っている。
コンセプトは「オタクに優しい」みんなで叶える店作り。美容院といえばおなじみのファッション誌は「漫画1000冊」「科学雑誌・Newton(ニュートン)3年分」やアニメ雑誌などに置き代わり、店内にはアニメのポスターが貼られる予定だ。店内の音楽はもちろん常にアニソンがかかっている。
オタク美容室の創案者は、90年代アニメに育てられたという美容師の茂木さん(30)。もともとアニメ好きだった彼が大人になり、仕事に追われる日々でやつれた心にワクワクと毎日の楽しみを再び取り戻してくれたのがアニメだった。
アイデアが生まれたのは居酒屋での会話。友人と「今期アニメがあーだこーだ」と話していた時に、「こんな話しながら仕事したいねー」「アニメの曲がBGMで流れてたらはかどらない?」「ヘアカタログもアニメのキャラなんでしょ?」などと冗談混じりで語っていたことが、次第に「そんな店作れたらいいね、いや作れるんじゃないか?」という具体的な夢に変わっていったという。
「オタク向け美容室」プロジェクトの目標金額は30万円。4月8日午後6時時点ですでに25万円が集まっている。
(太田智美)
関連記事
- 「コグニティブ」で究極の先取り顧客の要望は「Siri」や「Watson」が知っているという未来がやってくる?
企業の最高情報責任者(CIO)たちは、自社をデジタルエンタープライズに変革する取り組みの真っ最中だが、ITの専門家たちは新たな分野に目を向け始めた。次の変革の波が既に始まったという。 - さらなるスマートデバイス小型化へ向けてIoTを新しいステップに導く超薄型素材「グラフェン」の可能性
2004年に発見された超薄型素材「グラフェン」。この素材がITや「IoT」(モノのインターネット)を次の段階に導く可能性がある。 - 規制すべきは道具か、人か、使い方かランサムウェアをきっかけにビットコイン規制を検討する米議会の“誤解”
閲覧者の多いポータルサイトを利用したランサムウェア(身代金要求型不正プログラム)攻撃の横行を重く見た米議会は、仮想通貨と「ブロックチェーン」技術のセキュリティ対策について検討を行った。 - 超薄型の太陽電池が誕生するかも発電する“スマート衣料”でモノのインターネット(IoT)が当たり前になる日
超薄型の炭素原子シート「グラフェン」が、「モノのインターネット」(IoT)などのスマートテクノロジーの可能性を最大限に発揮するためのセンサー用素材として注目を集めている。 - Weekly Access Top10:アリとキリギリス
“働かないアリ”は、かえって大変かも - 「Fukaseなら俺の隣で歌ってるよ」 セカオワボカロを使ってわかったこと
SEKAI NO OWARIのボーカルであるFukaseさんがボカロ化して発売された。実際に使ってみて、関係者の話を聞いてきた。 - “俺の嫁”召喚装置「Gatebox」実現へ、技術ゼロから挑んだIoTベンチャー 「選ばれしオタクに届けたい」
“俺の嫁”を現実に召喚できる装置を、秋葉原のベンチャー企業が開発中だ。手のひらサイズのキャラが3Dで投影され、ユーザーをいたわったり家事を手伝ったりする。「“選ばれしオタク”に最高の1台を届けたい」と開発元は意気込む。 - 最新記事ランキングから編集部お勧め記事を紹介クラウドのダウンタイム問題を考える
クラウドサービス提供側が障害を起こさないように念入りな対策を実施しても、サービスダウンが起こらないとは言い切れません。最新記事ランキングから編集部のお勧め記事を紹介します。 - 負け組にならないための新技術技術オタクだけが知っている「ブロックチェーン」の可能性、“スマート契約”とは?
ビットコインの基盤として使われている「ブロックチェーン」技術だが、金融業界と法務処理の形を大きく変える可能性があるという。 - Weekly Access Top10:チョコ焼きそばを食べてみた
食レポします。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.