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列車の写真入り記念切手を販売中止 JR東が個人の写真を無断提供
JR東から列車の写真の提供を受けて作った記念切手に、個人が撮影した写真が無断で使われていたとして、日本郵便は切手の販売を中止した。
JR東日本から列車の写真の提供を受けて作った記念切手に、個人が撮影した写真が無断で使われていたとして、日本郵便は6月10日、切手の販売を中止した。JR東によると、使用許諾を得ていない写真を「許諾済み」と思い込んで提供したという。
販売を中止したのは、JR東が提供した列車の写真25枚を使って制作した「横浜を彩ってきたJRの車両たち」。82円切手×10枚の切手シートを1500円(税込)、台紙をつけたセットを2300円(同)で、横浜市内の郵便局やオンラインで販売していた。10日までに台紙なしを約1100セット、台紙付きを約550セット売れたという。
6月7日、写真の撮影者からWebサイトを通じて「自分が撮った写真ではないか」と指摘があり、JR東が社内調査したところ、25枚の写真のうち1枚が無断使用だったと発覚した。社内で使用許諾済みとして保存していた画像の中に、取得経緯が不明の写真が含まれており、確認せずに提供したことが原因。JR東は8日以降、撮影者に謝罪。10日に日本郵便に連絡した。
JR東は、返金を含めた顧客からの問い合わせに対応する電話窓口を設置した。日本郵便は、購入者への対応について「検討中」としている。
JR東は再発防止のため、社内の画像データを改めて確認し、使用・提供する場合は、取得経緯や利用範囲をその都度確認することを徹底するとしている。また、著作権についての社員教育を改めて徹底するという。
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