IT関連、特に情報セキュリティは、現代社会において重要な地位を占めている。それにまつわる職業は、現代を代表するストレスの多い仕事だろうと、誰もが思う。
米キャリア情報サイトCareerCast.comは、ストレスの多い職業と少ない職業の統計を発表した。これによると、ストレスが最小なのは情報セキュリティアナリスト、最大は志願兵だという。
同サイトは、移動・将来性・締切・世間からの目・競争・必要な体力・環境・危険性・自身の生命リスク・他者の生命リスク・不特定多数との面会の11の項目で、それぞれ重みづけしたポイントを加算し、職業ごとのストレスを数字で表した。その結果、ストレスの多い職業のトップは志願兵で、84.8ポイントだった。以下、消防士が60.6ポイント、旅客機のパイロットが60.5ポイントなどと続く。
ストレスが多い職業と少ない職業
一方、ストレスが少ない職業には、大学教授6.9ポイント、超音波検査技師4.0ポイントなどが並び、情報セキュリティアナリストが3.8ポイントで、ストレスが最小の職業だった。
このストレス指数を加味した、恵まれた職業ランキングでも、情報セキュリティアナリストはデータサイエンティストと統計学者に次いで3番目に良い職業ということになった。なお、一番恵まれない職業は新聞記者で、ストレスも9番目に多い。ここにウェブメディアの記者が含まれるのかは不明だ。
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