GoogleとUDACITY、初心者向けAndroidプログラミング講座を開講
GoogleがMOOCのUDACITYで、まったくの初心者向けプログラミング講座「Android Basics Nanodegree」を開講した。165時間で上級コースに進むための基本を学べる。
米Googleは6月22日(現地時間)、無料オンライン学習プログラム(MOOC)UDACITYと協力し、まったくの初心者でもAndroidアプリのプログラミングを学べるコース「Android Basics Nanodegree by Google」(以下、Android Basics)を開設したと発表した。
Android Basicsの価格は月額199ドル。授業に加え、実際にアプリを開発して講師にレビューしてもらったり、Udacity Connectを使っての1対1の学習機会なども利用できる。講師はGoogleの現役エンジニアたちだ。
同コースでは、Javaの基本、Web APIの使い方、SQLiteの使い方などを、165時間で学ぶ。このコースを履修すると、上級コース「Android Developer Nanodegree」を受講できるだけの知識が身につくという。
このコースを履修した最初の50人はAndroid Developer Nanodegreeを受講するための奨学金を得られる。
UDACITYは公式ブログで、現在Android端末は世界で14億台稼働しており、アプリ開発者という職業は多くの調査で“ホットな仕事”のトップに位置づけられ、現在LinkedInでのAndroid開発者の求人は3000人以上だと説明した。
Googleは既にAndroidプログラミングやTensorFlowなどの講座をUDACITYで提供しているが、まったくの初心者向けコースはこれが初めてだ。
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