「何作ろう?」オーブンに相談できる シャープ「ヘルシオ」に人工知能 会話で成長も
「今晩、何作ろう?」――シャープは、音声対話で献立選びを相談できる機能などを搭載したウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」を発売する。
「今晩、何作ろう?」――シャープは、音声対話で献立選びを相談できる機能などを搭載したウォーターオーブン「ヘルシオ AX-XW300」を9月8日に発売する。人工知能(AI)を活用し、音声対話で献立選びを手助けする仕組みだ。オープン価格で、実売予想価格は18万円前後(税別)。
無線LANモジュールと音声認識機能を搭載。新開発のクラウドサービス「COCORO KITCHEN」にネット経由で連携し、献立選びを手助けする。
本体の「おはなし」キーを押すと「COCORO KITCHEN」に接続。「今晩、何作ろう?」「冷蔵庫に豚肉と卵があるけど何か作れる?」などと相談すると、季節や天気、調理履歴などを考慮したメニューを、人工知能がクラウド上の約1000種類(発売時点)のメニューから提案。食べたいジャンルなどユーザーの気持ちを対話を通じて把握しながら、ぴったりの献立を一緒に見つけ出すという。
家族の嗜好を相談内容や利用状況からAIが自動的に学習するため、使えば使うほど、“我が家に合った”ヘルシオに成長するとしている。例えば、豚肉を使ったメニューの利用が多ければ豚肉のメニューを優先的に提案したり、食材やジャンルに偏りがある場合はバランスを考えたメニューを提案、「鶏肉」を「かしわ」と呼ぶなどその家庭で使われる食材の方言を学習する――などだ。
スマートフォンの専用アプリ「COCORO KITCHEN」も用意。献立を検索してメニューを決めれば、調理データをヘルシオにダウンロードできる。手動加熱で作った料理を「我が家のオリジナルメニュー」として登録することも可能だ。
過熱水蒸気の特性を生かした独自の「ウォーターヒート技術」と、「赤外線ムーブセンサー」「温度センサー」を組み合わせ、食材の状態に合わせて過熱水蒸気の量を調整する「まかせて調理」も搭載。上段でおかず調理、下段で炊飯を同時にできるようになった。
容量は30リットル。サイズは490(幅)×430(奥行き)×420(高さ)ミリ、重さは約25キロ。
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