新宿御苑が「ポケモンの巣」に――「Pokemon GO」配信後初の週末、公園は大混雑 「花見の時期と同じくらい」
「Pokemon GO」国内配信後に初めて迎えた週末、都内の公園は大混雑に。どれほどの混雑だったのか――ネット上で「ポケモンの巣」と呼ばれる公園に行ってみた。
スマートフォンゲーム「Pokemon GO」の配信が7月22日、日本国内で始まった。配信直後からTwitter上では、珍しいポケモンが出現する場所が“ポケモンの巣”と呼ばれ、情報が拡散。特に東京都内の公園には、レアポケモンを目的にたくさんのユーザーが集まったようだ。配信開始後に初めて迎えた週末、どれほど混雑していたのか――実際に記者が行ってみた。
まず訪れたのは世田谷公園(東京都世田谷区)。最寄りの池尻大橋駅から徒歩10分以上かかり、住宅地に囲まれた“閑静な場所”のはずだが、24日(日曜)にはスマートフォンを片手にポケモンを探す人たちであふれていた。20〜30代が大半を占める印象だったが、ベビーカーを押しながらプレイしている夫婦、家族連れの姿もみられた。
世田谷公園は、「ミニリュウ」という珍しいポケモンが高い頻度で出現する――との情報がネット上で拡散。ミニリュウを多く集めるために「1日中公園に引きこもっている」とツイートしているユーザーもいた。
人気が高いポケモン「ピカチュウ」の出現率が高く“ピカチュウの巣”と呼ばれている新宿御苑(新宿区・渋谷区)にも同様の光景が広がっていた。入園料(大人200円)がかかる有料の公園だが、同園の職員によれば「開園前から門の前に行列ができた。肌感覚だが来園者は普段の4〜5倍、花見の時期と同じくらい」という。「たくさん人が来ることはよいことだが、少し人に酔いそうなくらい」(職員)。
Pokemon GOでは「ルアーモジュール」(ポケモンを集めやすくする有料の課金アイテム)を使うと、画面上に桜の花びらが舞うように表示される。真夏の新宿御苑には、そんな“時期外れの桜”が乱れ咲いていた。
ちなみに記者は帰宅途中、自分が育てたポケモンでバトルができる「ジム」に初挑戦。手持ちのポケモンの中で1番強いスターミーで勝負に挑んだ。だが、やり込んでいるジムの主のポケモンはCP(強さの指標)が5倍以上だったため、ダメージを全く与えられず、あっさりと瞬殺されてしまった。バトルに勝利するには強力な“レアポケモン”が必要――公園でポケモン集めにいそしむ人たちも、そんな気持ちだったのかもしれない。
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