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配達も“シェア” Uberのフード宅配「UberEATS」の配達員をやってみた(1/6 ページ)

登録した配達員が空き時間に配達できる「UberEATS」が29日にスタートした。早速配達員をやってみたakiyanさんが、配達の仕組みや感想、時給などを詳しくリポートする。

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この記事は、ブログ「akiyan.com」に9月30日に掲載された内容を一部編集して転載したものです。


 「UberEATS」という、都内のレストランメニューを宅配するサービスが9月29日から開始しました。特徴は、配達するのは従業員ではなく、シェアリングエコノミー的に、登録した配達員が空き時間に配達することと、今まで宅配をしてこなかったレストランの登録が多いということです。配達に使用できる車両は125cc以下の原付と、自転車だけです。対応エリアは29日時点で渋谷区と港区の一部のみです。

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 僕はこのUberEATSに配達員として登録しまして、ローンチ日に数件配達したので、いろいろ考えを巡らせたことを書き残しておきます。長文です。

配達員への支払い構造は歩合制

 配達員への支払いは基本的に歩合制です。

  • 配達1件ごとに報酬が発生する
  • 1注文ごとに固定額の報酬が発生する
  • 配送距離が長いと報酬額が増える
  • 最低保証時給が発生する場合があり、注文が無くても時給がつくことがある
  • 業務委託関係であり、雇用ではない

 振込は週単位で行われます。

待ってる間は暇だけど暇じゃない

 配達を待つには、「Uber Partner」という配達員用アプリでオンラインにしておくだけです。アプリから呼び出されたら数分以内に応答して、配達元のお店に向かうことになります。このアプリはUberタクシーの運転手も共通っぽいですね。

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 実際に待ち受けてみると、待っている間は暇といえば暇なのですが、呼び出されたらすぐに出発しなくてはならないので、多少の集中を求められるような暇つぶしはする気になれませんでした。小難しい本を読むのも微妙な感じで、ポケストップが集まる所に移動してポケモンGOをやってひたすら時間を潰しました。客待ちしているタクシーの運転手さんもこんな感じなのかなあ、と思いました。

バッグがめちゃくちゃでかいが、わりと慣れる

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 配達用のバッグはUberから貸し出されます。ローンチ前に配られたバッグはサイズとして2種類あったようで、僕は大きいほうでした。これがかなり大きく、慣れるまではしょっちゅう壁にぶつかります。背負ったままではエレベーターの中で旋回するのすら難しいほどです。

 このバッグは折りたたみもできないので、家に置いておくと、ものすごい存在感があります。バッグを持ってカフェで休憩しようにも、かなりの大きさなので、カフェ空間に持ち込むのは躊躇してしまいます。配達員マニュアルにも「配達用のバッグを店内に持っていくのを避けること」と書いてあるほどです。

 この大きさについて沢山のフィードバックがあったことが、ローンチ当日に開催された配達員集合イベントで知らされ、希望者には小さいサイズで折りたたみ可能なバッグに順次交換していくとのことでした。

 ただ、イベント会場で近くにいた「ローンチ前のテストで1日で10回配達した」という男性いわく、「大きい方がいいよ! 小さすぎて入りきらないほうが怖い。折りたたみ可能だと、保温保冷性能も低そうで、不安だ」と言っていました。

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