高市早苗総務相は10月18日の閣議後記者会見で、テレビ番組のネット同時配信の実現に向けた方策を検討するため、情報通信審議会に諮問すると発表した。来年夏ごろまでに中間答申、再来年夏ごろまでに最終答申を出すよう求める。
テレビ放送のネット同時配信は、NHKなどで一部行われている。多様な動画配信サービスがグローバル規模で提供され、動画配信市場の規模も拡大する中、番組のネット同時配信を本格化することで、視聴者の利便性の向上やコンテンツ産業の活性化につなげる狙いだ。
情報通信審議会に対しては、多くの視聴者が同時に視聴した場合のシステム負荷などの技術的な課題や、ネットワーク利用に係る費用負担、権利処理などの課題などを諮問する。
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