車が人型に変身する搭乗型ロボット「J-deite RIDE」、2017年完成予定 変形所要時間は10秒以内を想定
デザインは『機動戦士ガンダム』のモビルスーツをデザインしたことで知られる大河原邦男さんが担当。
道を走っていた車が突如ロボットに変身――2017年、アニメじゃない、ほんとのことになるかもしれない。
アスラテックと三精テクノロジーズ、BRAVE ROBOTICSは11月11日、有限責任事業組合(LLP)を設立し、乗用人型変形ロボット「J-deite RIDE」(ジェイダイト・ライド)の開発に合意したことを発表した。デザインは『機動戦士ガンダム』のモビルスーツをデザインしたことで知られる大河原邦男さん。
J-deite RIDEは、ロボットモード(人型)とビークルモード(車型)を持ち、モードを切り替えると変形する全長約4メートルのロボット。変形所要時間は10秒以内を想定。
ロボットモードでは二足歩行、ビークルモードでは人が搭乗して運転できるようになる予定だという。ロボットモードでは車輪最高速度30km/h、歩行最高速度5km/hで、ビークルモードでは車輪最高速度60km/h。
どちらのモードも乗車定員は2人。操縦方法は、内部コクピットからの有人操縦か、無線・有線による無人遠隔操縦となる。
このロボットは、アスラテックとBRAVE ROBOTICSが参画する変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環として、2015年6月より開発が進められているもの。これまでハードウエアの設計・製作はBRAVE ROBOTICSが、ロボット制御システム「V-Sido」(ブシドー)によるソフトウエア開発はアスラテックが担当し、ここに三精テクノロジーズが参画することで量産化を視野に開発を進めていくとしている。
J-deite RIDEのプロトタイプ(全長約1.5メートル)は、2016年11月14日よりアメリカのオーランドで開催されるイベント「IAAPA Attractions Expo 2016」でお披露目される予定だという。開発完了時期は2017年を予定。
(太田智美)
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