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Microsoftとイーロン・マスク氏のOpenAIが提携、OpenAIが「Azure」を採用

イーロン・マスク氏やY Combinatorのサム・アルトマン社長などが立ち上げた非営利のAI研究企業OpenAIがMicrosoftと提携し、主要なクラウドプラットフォームとして「Microsoft Azure」を採用したと発表した。

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 米Microsoftは11月15日(現地時間)、非営利のAI(人工知能)研究企業OpenAIとの提携を発表した。OpenAIは同社の実験の主要なプラットフォームとして「Microsoft Azure」を採用する。

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 OpenAIは、米Teslaのイーロン・マスクCEOや米Y Combinatorのサム・アルトマン社長などが2015年12月に創業したAI研究企業。営利目標にしばられずに全人類の利益になるデジタル知能の開発を推進していくことを目標としている。立ち上げ段階から米Amazon Web Services(AWS)が支援している。

 マスク氏と同社の共同会長を務めるアルトマン氏は公式ブログで「Azureを、ディープラーニングおよびAIの研究のために使う主要なプラットフォームとする」と語った。「AzureはInfiniBandとK80 GPUで構成された、ディープラーニング向けに最適化されたハードウェアで稼働していることに感銘を受けた」という。

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OpenAIのサム・アルトマン共同会長(右)とMicrosoftのAI and Research Group担当上級副社長のハリー・シャム氏(左)

 この提携から得られる結果およびクラウド上で使えるAIツールは、オープンソースで公開する計画だ。

 Microsoftは9月には米Adobe SystemsとのAzureでの提携を発表した。この提携では、Adobeの顧客がAIや機械学習、高度な解析ツールを活用できるようになるとしている。

 Microsoftはまた、FacebookやGoogleなどと共に、AI普及を目指す非営利団体「Partnership on Artificial Intelligence to Benefit People and Society(略称:Partnership on AI)」を立ち上げた

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