世界中をVR HMDでフライスルーできるアプリ「Google Earth VR」がSteam Storeで公開された。現在はHTC Viveのみに対応している。
Google Earth VRはGoogle EarthをそのままVRに対応させたもの。Googleは自社のVR HMDであるDayDream Viewが発売されたばかりだが、これには対応していない。HTC Viveで使用するPCはWindows 7以上で、GPUはGeForce GTX 970またはRadeon R9 Fury以上が必要。
HTC Viveのコントーラーを使い、ゴーグル内で指し示した方向にマンハッタンの摩天楼やグランドキャニオンをフライスルーしたり、宇宙空間に浮かぶ地球から東京を指して東京タワー上空までダイブインする様子などがYouTubeで公開されている。
Googleは「Tilt Brushと同様に、Google Earth VRも最初はHTC Viveでローンチします。他のプラットフォーム向けには来年のアップデートをお楽しみに」と説明している。
以前、Googleストリートビューの画像を映しながら自転車を漕ぐ試みがあったが、次はVRゴーグルをつけて空中サイクリングが可能になりそうだ。
関連記事
- 「YouTube VR」アプリ、「Daydream View」発売に合わせてリリース
Googleが米国など5カ国でオリジナルVRヘッドセット「Daydream View」を発売した。これに合わせ、VR専用YouTubeアプリ「YouTube VR」もリリース。ダイビングやライブ会場などのVRコンテンツを楽しめる。 - 仮想空間画廊でVRアートの中を散策してきた
阿佐ヶ谷駅近くのJR高架下に、VR専用のアートギャラリーがある。そこを訪れてみた。 - 「Made by Google」イベントまとめ
Googleが10月4日に開催したイベントの発表内容を時系列に紹介する。ハードウェア5種が発表されたが、中心にあったのは同社の人工知能アシスタント「Googleアシスタント」であり、同技術のサードパーティーへの開発キット提供も発表された。 - Google製79ドルVR HMD「Daydream View」、段ボールの次は「布」で
Google版Gear VRとも言えるヘッドマウントディスプレイは、価格と素材がポイントだ。 - オフィスの中に“空飛ぶ自転車”――Google Earthで空中散歩できる自転車に乗ってみた
オフィスの中で自転車をこぐと、空を飛べる。ベンチャー企業・キーバリューが開発した「Virtual Cycling」で、そんな体験ができる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.