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ダイヤの次に硬い「タングステン印鑑」パナソニックが12月発売 蛍光灯製造技術を応用

パナソニックが蛍光灯などの製造技術を応用して冶金事業に本格参入。タングステン製の印鑑や手袋を12月から順次発売する。

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 パナソニックは12月1日、蛍光灯などのフィラメントに使うタングステンの加工技術を応用した冶金(やきん)事業を本格的に始めると発表した。12月から順次、タングステン製の印鑑や手袋を発売する。価格は未定。

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タングステン印鑑

 タングステンは3000度超の熱に耐え、硬度の尺度の1つであるモース硬度でダイヤモンドに次ぐ高硬度を持つ。タングステン製の印鑑は、過酷な使用環境でも摩耗しにくく「個人、会社を問わず、次世代まで継承できる」としている。

 「タングステン耐切創手袋」は、太さが髪の毛の約5分の1で、ステンレスの約2倍の強度を持つタングステン極細線を採用。柔軟性と耐切創性能を両立し、刃物を使用するシーンでも作業性を落とさず安全な作業が可能になるという。

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タングステン耐切創手袋

 同社は長年、蛍光灯などの電極部品を自社で開発・製造し、タングステン加工のノウハウを蓄積してきた。この知見を基に冶金事業に参入し、2018年度には100億円規模の売り上げを目指す。

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