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AppleはMacを以前より重視していない──Bloomberg報道

Apple関連の情報で定評のあるマーク・ガーマン氏が、デスクトップモデルのMacがアップデートされない理由や、MacBook Proのバッテリーの持ちが予想より短いことについて解説した。

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 米Appleは、10月に「MacBook Pro」を発売したものの、近年Macのアップデートサイクルは明らかに不活発になっている。米Bloombergのマーク・ガーマン記者が12月20日(現地時間)、その原因を解説した。

 デスクトップのハイエンド端末「Mac Pro」は2013年からアップデートされていない。「Mac mini」が最後にアップデートされたのは2014年のことだ。「MacBook」の新モデルは2016年4月に出たが、バッテリーなどのマイナーチェンジだった。

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Mac miniとMac Pro(Appleの公式サイトより)

 ガーマン氏の情報筋によると、MacチームはAppleのデザイン責任者であるジョニー・アイブ氏が率いるデザイン部門とソフトウェアチームへの影響力を失ったという。上級幹部からの明確な指示もなく、Macのハードウェア設計の複数のキーマンが同社を離れたことも開発の遅れに影響しているという。

 Appleは現在、すべてのOS(macOS、iOS、watchOS、tvOS)を1つのソフトウェア部門で統括しており、iOSの優先度が最も高いという。

 最新のMacBook Proのバッテリーが4月のMacBookと同じ最新設計ではないのも、こうした社内の問題が原因だとガーマン氏は指摘する。当初AppleはもちろんMacBook Proにも最新設計のバッテリーを搭載する計画だったが、技術的な問題で断念したという。

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Apple独自のバッテリー技術で開発したMacBookのバッテリー

 Appleのティム・クックCEOは最近の社内質疑応答セッションで従業員からのMacデスクトップ端末の戦略についての質問に対し「Appleの製品ロードマップ上には素晴らしいデスクトップ端末がある。心配することはない」と語ったという。

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