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ホンダ、Google系列と自動運転共同研究 Waymoと提携、米の公道で実証実験へ
ホンダとGoogle兄弟会社のWaymoが提携。Waymoの自動運転技術をホンダ車に搭載し、米国の公道で実証実験する。
本田技研工業(ホンダ)の研究開発子会社・本田技術研究所は12月22日、米Googleの兄弟会社に当たる自動運転研究開発企業・米Waymoと、米国で自動運転技術の共同研究に向けた検討を始めたと発表した。共同研究を通じ、ドライバー不要の完全自動運転技術へのアプローチを探るとしている。
Waymoは、Googleの親会社Alphabetの子会社で、Alphabetが従来から進めてきた自動運転車事業を今年12月に独立させた企業。
ホンダはWaymoのセンサーやソフトウェア、車載コンピュータなどを自社の車両に搭載し、米国の公道で実証実験に使う計画だ。完全自動運転の実用化を目指すWaymoとの共同研究を通じ、ホンダは独自で行ってきた自動運転技術に加え、完全自動運転に領域を広げるとしている。
自動運転技術をめぐるGoogleと自動車メーカーの協業としては、今年5月、Googleは米Chryslerと提携し、新たな自動運転車を開発すると発表している。
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