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「月面最後の足跡」残す アポロ17号船長ユージン・サーナンさん死去
アポロ計画最後の17号に船長として参加し、「月面に降り立った最後の宇宙飛行士」と呼ばれるユージン・サーナンさんが亡くなった。82歳だった。
月面に降り立った最後の宇宙飛行士、ユージン・サーナンさんが亡くなったと、米航空宇宙局(NASA)が16日(現地時間)に発表した。82歳だった。遺族によれば「健康状態が悪化していた」という。
サーナンさんは、1963年8月にNASAが選んだ14人の宇宙飛行士の1人。72年12月、アポロ計画最後の有人宇宙飛行船「アポロ17号」に船長として搭乗。同乗していたハリソン・シュミット飛行士と月面を探査し、シュミット飛行士の後で月面に降りたため「月面に降り立った最後の宇宙飛行士」と呼ばれる。
サーナンさんはシュミット飛行士より後まで月面に残っていたため、月面に残る人類最後の足跡は44年間ずっと彼のものだ。
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