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Android/iOS版Google翻訳、カメラでのリアルタイム英語←→日本語翻訳が可能に
Android/iOS版Google翻訳アプリがアップデートし、「リアルタイムカメラ翻訳」で英語←→日本語の翻訳が可能になった。翻訳したいテキストにカメラを合わせると、瞬時に翻訳結果が表示される。
米Googleは1月24日(現地時間)、AndroidおよびiOS版「Google翻訳」アプリをアップデートし、リアルタイムカメラ翻訳機能を英語・日本語間の翻訳でも可能にした。
リアルタイムカメラ翻訳は、2015年1月にまずは英語とフランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語間で可能になった機能。ディープニューラルネットワーク(DNN)技術を採用しており、アプリのカメラを合わせたテキストを瞬時に翻訳する。
使うには、翻訳画面左下のカメラアイコンをタップし、翻訳したい部分を[ここにテキストを合わせます]に合わせるだけ。テキストが日本語に変わる。
同社は2016年11月、Google翻訳で日本語の翻訳でもニューラルネットを適用したと発表している。
リアルタイムカメラ翻訳とWeb版Google翻訳とで同じ段落を翻訳してみたところ、精度はかなり異なり、筆者の見た範囲ではWeb版の方が品質が高かった。
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英語やロシア語、フランス語など一部の言語を、端末のカメラで撮影することで読み込んで翻訳できるようになったほか、英語やスペイン語では国を指定することで“方言”に対処できるようになった。
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