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会社のトイレ空き状況がスマホでわかる KDDI「IoTクラウド」に新サービス
トイレの個室にセンサーを取り付け、空室状況を把握できるサービスを、KDDIが法人向けに提供。利用者はトイレが空いているかどうかをスマホやPCでチェックできる。
KDDIは2月20日、トイレの個室にセンサーを取り付け、空室状況を管理できるサービス「KDDI IoTクラウド 〜トイレ空室管理〜」を、法人向けに3月以降提供すると発表した。利用者は空室状況をスマートフォンやPCを使ってチェックできる。月額料金は、個室に1つずつ設置するセンサーが450円、トイレに1つ設置するゲートウェイが4600円(いずれも税別)。
会社のトイレの扉に取り付けたマグネットセンサーが開閉状況を検知し、KDDIのLTEネットワークを経由してクラウド上にデータを蓄積。オフィス利用者はPCやスマホのWebブラウザ経由で空室状況を確認でき、待ち時間を緩和できるという。
オフィスビル管理者は、トイレの個室ごとの利用率をチェックでき、利用実態の把握や清掃間隔の調節が可能という。個室のドアが閉まってから30分たつと管理者に通知する機能も備え、事故の早期発見などにつながるとしている。
併せて、個室内のセンサーがトイレ利用者の滞在時間を計測し、時間に応じて水量(大用・小用)を流し分けるサービス「KDDI IoTクラウド 〜トイレ節水管理〜」も提供する。水量をコントロールすることで、流し忘れを防いだり、節水量を把握したりできるという。月額料金は1個室当たり2300円(税別)から。両サービスとも設置作業費用などが別途かかる。
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