「FREETEL」(フリーテル)ブランドでSIMロックフリー端末を製造・販売するプラスワン・マーケティングは2月27日、同社から不正入手されたスマートフォンを遠隔操作でロックして使えなくする仕組み(利用制限)を導入すると発表した。「振り込め詐欺」などの不正利用防止が狙い。
利用制限の対象になるのは、「販売店から窃盗や詐欺などの犯罪行為」「本人確認書類偽造などの不正契約」によって入手された携帯電話およびスマートフォン。分割購入した端末代金の支払いが行われていなかったり、その恐れが高い場合も対象になるという。同社の遠隔操作により、起動時に端末をロックして使用できなくする。正規ユーザーが端末を紛失した場合に利用する“遠隔ロック”などとは別のもの。
これまでに不正入手された全ての機種も利用制限の対象となる。制限の解除は受け付けない方針で、同社はオークションや中古市場での端末購入に注意を呼びかけている。固有番号(製造番号)から利用制限の有無を確認できるWebサイトを公開予定という。
これらは大手通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)の取り組みと同様のもので、MVNO(仮想移動体通信事業者)では珍しい。
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