「けものフレンズ」アプリ再開「可能性はある」 運営元ネクソンに聞く
28日にアニメが最終回を迎えた「けものフレンズ」。放送終了直後、ネット上では「サービス終了したアプリ版で『Now Loading』と出るようになった」「アプリが復活するのでは」と話題に。その真相は。
昨年サービス終了した「けものフレンズ」ゲームアプリを起動したら、これまでは「サービス終了のお知らせ」が出ていたのに「Now Loading」と表示されるようになった――Twitterなどで3月29日、そんな報告が相次いだ。テレビアニメ版が28日に最終回を迎えたばかりというタイミングもあり、ネット上では「アプリが復活するのか」「再開してほしい」などの声が。運営元のネクソンに真相を聞いた。
「一時的に出ていたのは事実」――ITmedia NEWSの取材に対し、ネクソンの広報部はそう答える。ただ、Now Loadingの表示は、「サービス終了のお知らせ」の表示画面を読み込むときに従来から出しているもので、「アプリを復活させるために準備している」という意味ではないという。
「断言はできないが、ユーザーの通信環境が悪いと表示される可能性がある。アニメ終了を受けて、特別に何か演出を用意したわけではない」(ネクソン広報部)
アプリ再開は? ネクソン「可能性はある」
「けものフレンズ」は、女の子の姿になった動物たちの冒険を描くコンテンツで、スマートフォン向けのゲームアプリ、テレビアニメなどメディアミックスで展開。まず2015年にスマホアプリ(開発・運営元はネクソン)をリリースしたが、アニメ放送開始を待たず、16年12月にサービスを終了した。
しかし、17年1月にアニメ放送が始まると、明るい雰囲気の一方「人類は滅亡している」などの不穏な世界観が話題を呼び、爆発的な人気に。3月28日深夜に最終回を迎えた直後、さっそく新作映像の制作が決まった(関連記事)。
ネクソン広報部は、アプリ再開について「可能性はある」と話す。ただし、社内で検討している段階で「現在のところ決定していることはない」という。
同社は2月10日開いた決算説明会で、けものフレンズのアプリ再開の可能性について「あくまで終わったタイトルだと考えている」と否定的な見解を示していた。だが広報部によると「(決算説明会での発言は)サービス終了という意味であって、再開するかどうかを検討しているのはそのときと変わりない」という。
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