ビックカメラは4月5日、仮想通貨「ビットコイン」を決済手段として都内2店舗で4月7日から試験導入すると発表した。「国内大手小売店としては初めて」(同社調べ)という。
導入するのは、ビックカメラ有楽町店、ビックロ ビックカメラ新宿東口店。1回の会計で最大10万円相当まで使え、現金で支払う場合と同率のポイントが付与される。支払いシステムは、ビットコインの取引所などのサービスを手掛けるbitFlyer(東京都港区)が開発協力する。
仮想通貨をめぐっては、17年4月1日に改正資金決済法が施行され、仮想通貨を取り扱う「仮想通貨交換業者」を登録制にするなどの規制が盛り込まれた。これを踏まえ、ビックカメラは「ビットコインの安全性が向上し、国内での普及が進む」と考え、試験導入を決めたという。すでに普及している海外からの観光客の利用も見込むとしている。
今後、導入店舗を拡大する場合は、改めて告知するとしている。
関連記事
- 「必ずもうかる」信じないで!――仮想通貨トラブル、2年間で3倍超に 国民生活センターが注意喚起
知人から仮想通貨を購入するように勧められ、金銭が戻って来なくなったなどのトラブルが急増。 - 三菱UFJ銀、独自の仮想通貨を一般向けに発行か
三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨を一般ユーザー向けに発行すると、朝日新聞デジタルが伝えた。 - LINE POP「宝箱の鍵」は「支払い手段」 関東財務局が認定
LINEを立入検査していた関東財務局が、「LINE POP」内のアイテム「宝箱の鍵」について「前払式支払手段」と認定した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.