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土星探査機「カッシーニ」、9月に大気圏突入で引退へ 打ち上げから20年

衛星「エンケラドゥス」の地下海から吹き出す噴煙を初めて観測するなどの成果をあげていた。

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 米航空宇宙局(NASA)は4月5日(現地時間)、土星探査機「カッシーニ」を9月中旬に土星の大気圏に突入させる計画を発表した。この計画をもって全ての任務が終了する。

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カッシーニ NASA/JPL-Caltech

 カッシーニは、NASAと欧州宇宙機関(ESA)が開発し、1997年に打ち上げられた土星探査機。土星の衛星「エンケラドゥス」の地下海から吹き出す噴煙を初めて観測するなどしたが、約20年の探査で燃料が不足し、引退が決まったという。

 土星の大気圏への突入は9月15日を予定。まず4月26日に土星とその輪の間に入り、それ以降は、土星の輪や大気中の粒子をサンプリングしたり、土星の雲の映像を撮影したりと「惑星の内部構造や輪の起源を探る」としている。

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