ヤマト運輸がAmazon.co.jpの当日配送サービスから撤退する方針を固めたと、4月7日付けの日本経済新聞朝刊が報じた。報道についてヤマト運輸の広報戦略部は「大口顧客と交渉は行っているが、個別の顧客の情報はコメントは控える」としている。
報道によるとヤマト運輸は、人手不足で従業員の負担が増しているとし、Amazonに当日配送の受託の縮小を要請。受託を徐々に減らして将来はなくす方向で、Amazonも一定の理解を示しているという。Amazonは日本郵便などへの委託を増やす考えという。
ネット通販の普及で宅配便の配達料は急増する中、配達員の負担が増している。ヤマト運輸は労働環境の改善策として3月、宅配便の時間指定などのサービスの一部廃止を発表。大口顧客と値上げ交渉も行っており、Amazonとも交渉していると伝えられていた。
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