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PCデポ、2011年以降の決算に誤り システム不備と人為ミスで

PCデポは、2011年3月期以降の決算に誤りがあったため、5月中に訂正すると発表した。システムの不備や人為ミスが原因という。

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 ピーシーデポコーポレーション(PCデポ)はこのほど、2011年3月期以降の決算に誤りがあったため、5月中に訂正すると発表した。システムの不備や人為ミスで、売掛金の二重計上などが発生していたという。修正により各期の売上高・利益や総資産は、従来発表していた数値より数百万円〜数億円程度のマイナスになる見通し。

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訂正額
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売上高や利益、資産への影響額
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 高齢者に高額なサポート契約を結ばせていたことが問題になった2016年8月以降、解約数が増加。これを受けて17年3月、売掛債権管理システムを簡易なものから切り替えたところ、17年3月期の売掛台帳の残高と、会計上認識している売掛金の残高に差があることが判明した。このため過去にさかのぼって調査・分析したところ、11年以降、誤りが続いていたことが分かった。

 原因は、(1)従来利用していた簡易な管理システムで、一部の解約手続きがデータに反映されない状態だったこと、(2)事務作業の不徹底などで、解約手続きで一部、売掛金の漏れや売上高への二重計上があったこと――という。

 同社は監査法人と協議した上で、2011年3月期以降の有価証券報告書や四半期報告書、決算短信、四半期決算短信を訂正することに決めたという。5月15日に発表した17年3月期の決算は訂正済みだが、訂正報告書の提出の時点で金額を修正する可能性があるという。

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