Facebook、広告収入4割増で予想を上回る増収増益
Facebookの4〜6月期の決算は売上高、純利益ともにアナリスト予測を上回る2桁台の増収増益だった。月間アクティブユーザー数(MAU)は20億人を突破し、広告収入が47%増だった。
米Facebookが7月26日(現地時間)に発表した第2四半期(4〜6月)の決算は、売上高は前年同期比45%増の93億2100万ドル、純利益は71%増の38億9400万ドル(1株当たり1.32ドル)の2桁台の増収増益だった。
売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は92億ドル、1株当たり純利益は1.13ドル)を大きく上回った。
営業利益率は5ポイント増の47%だった。
日間アクティブユーザー数(DAU)は17%増の13億2000万人、月間アクティブユーザー数(MAU)は17%増の20億1000万人だった。DAU、MAUに占めるモバイルからのユーザー率は前四半期から公表していない。
広告による売上高は47%増の91億6400万ドルで、総売上高の98%を占めた。モバイル広告の売上高が広告売上高に占める割合は3ポイント増の87%だった。
6月末時点の従業員数は前年同期比43%増の2万658人だった。
業績発表後の電話会見では、「Messenger広告」についての質問が多かった。マーク・ザッカーバーグCEOは、Meesngerの収益化を重視しており、急ぎたいと語った。シェリル・サンドバーグCOOはMessenger広告はまだ始めたばかりで、大手広告主とともに慎重に進め行くと答えた。
ザッカーバーグ氏が業績発表後に投稿する恒例のインフォグラフィックスは、Facebook(20億人)とFacebook Messenger(20億人)のMAUと、Instagram(2億5000万人)とWhatsApp(2億5000万人)のDAU、有意義なグループの数(1億)、Aquillaのテスト飛行の成功、Spacesのライブについてだった。
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