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コミケで使える決済アプリ「pixiv PAY」 アプリ上で売上管理も
ピクシブがスマホ向け決済アプリ「pixiv PAY」を10日にリリースする。コミケなどのイベントで使えるという。
ピクシブは8月9日、コミックマーケットなどで使える対面決済アプリ「pixiv PAY」(ピクシブ ペイ)のiOS版を10日にリリースすると発表した。アプリ上のQRコードを読み取ってクレジットカード決済できる。会計時の混雑や大金の持ち歩きなどを減らす狙い。
利用にはpixivアカウントとクレジットカードの登録が必要。請求者(出品者)はアプリに商品を登録してQRコードを作成し、購入者はそれを読み取ることで決済が完了するとしている。
利用可能なクレジットカードはVISA/Masterのみだが、同社が提供する作品投稿サービス「pixiv」の有料会員や、ネットショップ開設サービス「BOOTH」、グッズ作成サービス「pixiv FACTORY」などで登録済みのカードがあれば、その情報を引き継ぐことができるという。
出品商品の登録数に現状上限はない。出品者はアプリ上で商品の売り上げを管理・記録できるほか、商品ごとの売上総計や、全商品の売上合計なども表示できるとした。アプリのダウンロードは無料で、アプリ内課金の予定もないという。ただし、出品者には一会計ごとに、会計時の金額の3.6%+10円の決済手数料がかかる(17年12月末までは無料)。
10日時点ではiOS版のみのリリースだが、Android版の公開も予定しており、同社は「冬コミには間に合わせる」としている。
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