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VALU、ヒカル氏らに「ユーザーへの損害賠償」求め内容証明送付

ヒカル氏らによるVALU“売り逃げ”問題で、VALUは23日、ヒカル氏の事務所に対して、損失を被ったユーザーへの損害賠償などを求める通知書を送ったと発表した。

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 個人が「VA」と呼ばれる模擬株式を発行し、個人から資金を調達できるサービス「VALU」上で、人気YouTuberのヒカル氏が、自らのVA価格をつり上げた後“売り逃げ”した問題で、運営元のVALUは8月23日、ヒカル氏らの所属事務所を運営する企業・VAZなどに対して、損失を被ったユーザーへの損害賠償などを求める通知書を、顧問弁護士から内容証明郵便で送ったと発表した。

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VALUの発表文

 通知書でVALUは、VAZと顧問の「井川」氏(22日付けで顧問辞任を発表)に対し、(1)VAの大量販売など一連の行為で損害・損失が発生したVALUユーザーへの損害賠償または損失補てん、(1)VA保有者からのVAの買い取り、(3)損害を被ったユーザーに対する今後の具体的な対応の内容・スケジュールの公表――などを勧告したという。

 ヒカル氏と、同じ事務所に所属するラファエル氏、いっくん氏(「禁断ボーイズ」のメンバー)はそれぞれ、期待をあおって自らのVA価格をつり上げた後、手持ちの全VAを投げ売り。投げ売り前には井川氏が3人のVAを高値で売り抜けており、「詐欺に当たるのでは」「インサイダー取引では」などとユーザーから批判を浴びた。その後ヒカル氏側は「全株を過去最高値付近で買い戻す」と表明。VALU側も、ヒカル氏らからの申し出を受け、3人のVAの売買注文をすべてキャンセルするなど対応していた(詳細記事)。

 またVALUは、ユーザー保護を強化するため、利用規約の改定を含む新ルールを検討しており、来週中をめどに発表するとしている。

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