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Uberの新CEO、早ければ2019年のIPOを目指すと全社集会で発言
Uberの全社集会で前CEOのトラビス・カラニック氏に紹介された新CEO、ダラ・コスロシャヒ氏は、18〜36カ月後の株式公開を目指すと語った。
米Uberの新CEO、ダラ・コスロシャヒ氏は8月30日、本社キャンパスで開催の全社集会で、18〜36カ月後の株式公開を目指すと語った。米Wall Street Journalが、集会に参加した人からの情報としてそう報じた。同氏は、これは確定した期限ではないと言い添えたという。
全社集会では、創業者で取締役、前CEOのトラヴィス・カラニック氏がコスロシャヒ氏を紹介したという。集会に参加した米Recodeのカーラ・スウィッシャー氏によると、コスロシャヒ氏はUberのTシャツを着て登壇し、「私は皆さんをばかにしたりしない。私は戦う男だ。全力で戦う」と語った。
同社取締役の1人、アリアナ・ハフィントン氏は全社集会終了後にカラニック氏、コスロシャヒ氏と並んで撮影したセルフィー画像をツイートした。コスロシャヒ氏は9月5日からCEOとしての仕事を開始する。
CEOのコスロシャヒ氏が去った米Expediaは同日、現CFO(最高財務責任者)のマーク・オケストロム氏を次期CEOに指名したと発表した。コスロシャヒ氏は同社の取締役に留まる。
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