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IBMとMIT、「Watson AIラボ」を共同設立 10年契約の一環として
IBMがマサチューセッツ工科大学と10年の研究契約を結び、「MIT-IBM Watson AI Lab」を設立すると発表した。2億4000万ドルを投じ、ヘルスケアやサイバーセキュリティに向けた人工知能(AI)アルゴリズム、ハードウェア、ソフトウェアを研究していく。
米IBMは9月7日(現地時間)、米マサチューセッツ工科大学(MIT)と10年間の研究パートナーシップ契約を結び、「MIT-IBM Watson AI Lab」を設立すると発表した。IBMはこのプロジェクトに2億4000万ドルを投じる。
ラボでは基本的なAI(人工知能)の研究でAIの可能性の科学的ブレークスルーを推進する。AIのアルゴリズム、量子コンピュータなどのハードウェア、ヘルスケアやサイバーセキュリティ向けのソフトウェアなどの開発にフォーカスするとしている。
ラボはMITのキャンパスとIBMのWatson Health、IBM Securityの拠点に近いケンブリッジに位置し、100人以上の科学者や教授が研究する。
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