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“無人宅配”目指す「ロボネコヤマト」エリア拡大 DeNAとヤマト運輸が実証実験

ヤマト運輸とDeNAの宅配サービス「ロボネコヤマト」の実証実験エリアが拡大。2018年をめどに、自動運転による宅配サービスのテストを予定している。

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 ヤマト運輸とディー・エヌ・エー(DeNA)は9月11日、自動運転車を使った宅配サービスの実現を目指す「ロボネコヤマト」実証実験のエリアを拡大した。神奈川県藤沢市内鵠沼地区に加え、辻堂地区も対象になる。

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ロボネコヤマト

 2018年をめどに、自動運転による宅配テストを予定しているプロジェクト。現時点では、原則としてドライバーが運転しているが、誰も乗っていないことを想定し、荷物の取り出しはユーザーが自ら行う。ユーザーがスマートフォンで荷物の受け取り場所、時間帯(10分刻み)を指定すると、AI(人工知能)が効率のいい配送ルートをドライバーに伝え、配送する仕組みを備えるという。

 実験は17年4月に藤沢市鵠沼海岸などでスタート。約4カ月間で「多くのユーザーが利用し、リピート率は4割以上」(DeNA)という。11日からは、新たに辻堂元町1丁目〜6丁目、辻堂太平台1丁目〜2丁目、辻堂1丁目〜6丁目、辻堂西海岸1丁目〜3丁目を対象エリアに加え、約6万1000人の住民が使えるようになる。

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黄色がこれまでの対象エリア、オレンジ色が新しい対象エリア

 これまでは「配送が遅れたり、早すぎたりしないように対象エリアを制限していた」(DeNA広報部)。約4カ月間で得られたデータ、知見を基に拡大を決めたという。広く意見を集め、引き続きロボネコヤマトが社会に受け入れられるかを検証していく考え。

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